ロジスティクスとは?
本来は軍事用語【兵站(へいたん)】から来ている言葉で直訳すると「戦闘の最前線の部隊に物資を供給したり、
必要な連絡線を確保する後方支援の役割を意味する。」となりますが
現在は「原材料の調達から製品が顧客の手に渡るまでの過程を『物の流れ』という視点から総合的にマネジメントすること。」
と言われています。わかりやすく言えば、必用な物を、必用な時に、必要なところに、必要な量だけ、必要な状態で、
効率よく少しでも安くしようとする考え方、取り組みということが言えます。
第二次世界大戦で敗戦した要因に「兵站(ロジスティクス)」の差があったとも言われています。
ロジスティクスが必要とされる理由
製造業を例にとって見ると、物流は、生産に必要な原材料の調達や、生産の過程、商品の販売それぞれのタイミングで発生します。
従来物流はバラバラに管理運営されていました。
例えば原材料はその調達部門、生産過程は製造部門、販売時は営業部門といった具合にです。しかし、物の流れが量的に膨大になり、
内容も多品種小ロット化するにつれて無駄の少ない迅速な物流を行うことは、難しいことになって来ました。
それぞれのセクションが個別に考えるのに限界があり全体を見渡し調整を行う必要が出てきました。
そのような事から《ロジスティクス》の考えが登場し、構造的な不況の中で収益確保の重要な一つとして注目されています。
これからのロジスティクスとは?
少し前まで企業の3要素とは『人・物・金』と言われてきました。しかし近年もう一つ加わり4要素といわれております。
そのもう一つとは『情報』です。すなわち企業の4要素は『人・物・金・情報』ということが言われてきています。
もちろん物の流れ・動きを考えるのがロジスティクスですが、部門間の必要な情報も共有されなくては真の効率化は図れません。
従来の部分最適から全体最適を目指すということが言えます。
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